暮らし/雑草-29 この家の雑草...汚ねえなぁ

変人の暮らしと、少々毒のある雑観です.

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6月のある日の夕方、私が庭で草花を手入れしていたら、「Nm」が

庭の前の道を通りすがりに「この家の雑草...汚ねえなぁ...まったくぅ」

と吐き捨てるように言います。

私が庭にいることを知っていて、聞こえるように怒鳴り気味の声です。


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 夕方の戸締り後の写真です.

 この塀際の雑草の状態を、

 両隣の状態よりも「汚い」と

 評判を立てています.




「Nm」は、共有私道を挟んだ隣人で、「オレガ」の子分です。

タクシードライバーですが、最近はコロナ禍の影響により、ほとんど

自宅待機の状態です。


「オレガ」の子分ですから、同様に「殺し農法」の姿勢です。

ですから、私が庭花と雑草花を区別せず「生命の循環」を大切に思う

「自然農法」の姿勢をいつも敵視しています。


「Nm」夫婦は何かの宗教の熱心な信者ですが、そのためか、自分の

好み以外のモノの生命を非常に嫌います。

たとえば、自宅の道端に雑草のナガミヒナゲシ(ポピーに似た)の花が

咲いていると、その上から農薬をジョボジョボと掛けてしまいます。


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 拙宅の南隣の「Nm」宅です.

 道端に雑草はありませんが、

 土に生気がなく、腐っている

 ように感じます.




ですから、その「Nm」が、拙宅の塀際に咲いた雑草のタチアオイや

オシロイバナを「汚ねえなぁ」と吐き捨てるのは当然です。


私は、雑草でも花は綺麗だと思うし、整理する際も、できるだけ花を

咲かせ終わるまで待ってから、根を残して刈り取っています。

しかし、土壌の命を殺して、土をコンクリート化したい彼らにとって、

そうした私の行為は許せないようです。


北隣の「Ng」宅も、雑草の草花は、農薬を撒いて黒死させる、「殺し

農法」で対処しています。


この様な人たちには、雑草が花を咲かせる拙宅の塀際は汚く見えます

から、「この家は汚ねえなぁ」という悪評を流す訳です。


私の女房も、農薬は撒かないまでも、この近隣と同じように、雑草は

根こそぎ毟り取るタイプです。

ですから、家の周りの雑草についても、いつも私と対立しています。


しかし、彼らが汚いと言う拙宅の塀際と、その両隣の塀際を比較する

と、私にはどうしても拙宅だけが汚いようには見えないのです。


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「Ng」宅の塀際の雑草は

 この後、もっと繁茂します

 が、それでも放置されます.





北隣の「Ng」宅では、雑草を触ると手が汚くなるので、道端や塀際は

手入れも整理もしません。


ですから、家屋は新しいのですが、塀際などは荒れ放題です。

見かねた近隣人が草毟りしてくれるのをジッと待っているのです。


しかし私が「Ng」宅の伸び過ぎた草を整理しようとすると、奥さんは

「私が何かを盗んでいる」とみて、すぐに血相変えて飛んできます。


彼女は「オレガ」女房の「アイツ(私のこと)は、お宅の何かを盗んで

いるから気をつけなよ」というデマを信じているのです。


「オレガ」女房は、私が「オレガ」夫に資源廃棄物の無断持ち去りは

窃盗罪になるから止めるように注意したことを逆恨みして、逆に私が

近隣の何かを盗んでいるとデマを流し歩いていたのです。


残念なことに、近隣の奥さんたちは、「オレガ」夫婦のデマを信じな

ければ自分が標的にされることを恐れて、デマを信じています。

そうするうちに、デマが事実に変質していくのです。


29-4.jpg


 農薬を撒いた直後、雑草は

 焦げたようになりますが、

 2,3日雨が降ると、雑草の

 若葉が出てきます.




「Ng」奥さんの「誰かウチの前を掃除してよ...」という無言の願いは

「オレガ」の子分たちにも届きませんでした。


仕方なく彼女は、例年通り、次の手段に出ました。

雑草と今年初めて着いたタチアオイに、枯葉剤を撒いたのです。


雑草はすぐに黒くなって枯れました。

しかしタチアオイは、枯死の前に、傾きながらも急いで花を咲かせ、

次第に灰色になって大きく傾斜しました。


近隣の奥さんたちには、この状態よりも、拙宅の塀際の方が「汚ねえ」

と見えるのです。


犬の散歩の人は、枯葉剤を撒いた両隣の塀際の様子を見て「ウワッ」

とか「アララ」と言い、急いで避けて通り抜けます。

枯葉剤の残臭を吸い込んだ犬は、腎臓を痛めて病死するからです。


しかし「オレガ」とその子分たちは、拙宅を斜視しながら「こうある

べきだ」の主旨を、私に聞こえるように話し合っていました。


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「Ng」宅の人たちは、農薬を

 撒いた所ですから、手で触る

 のがイヤなようです.





ところが「Ng」宅の黒く死んだ塀際は、梅雨の水をたっぷり受けて、

もっと強い雑草が生えてきて、1,2週間で元の状態に戻りました。

灰色に枯死したタチアオイだけが、無残な姿で傾いていました。


「Ng」奥さんは、農薬を撒いた後の塀際は、数週間経っても触るのが

イヤなようで、そのままずっと放置していました。

近隣の仲間も、農薬を撒いた後は触りたくないようでした。


「Nm」宅の、花に農薬を撒いた道端も、しばらくすると若葉が出て

きますが、また彼はすぐその上に農薬を撒いて枯らします。

彼らにとっては、雑草の生えない土は健康な土らしいですが、私には

瀕死の土に見えます。


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 犬がオシッコする格好の

 場所ですが、見向きもし

 ないで通り過ぎます.





「Ng」宅の農薬を撒いた塀際は、良くない雑草がはびこり、枯死して

傾いたタチアオイの姿が、異様に見えました。

その光景は、誰が見ても、拙宅の塀際より汚い状態になりました。


7月中旬、雨の夕方、私が庭の朝顔を手入れしていると「オレガ」が

ヌーっと私の前を通り過ぎて行きました。


そして、ブツクサ言いながら「Ng」宅の塀際の草毟りを始めました。

相変わらず、根っこから乱暴に毟り取っていました。

彼は、農薬を撒いた後でも、草に触るのは気にならないようです。



「オレガ」は毟り取るうちに少し興奮してきたのか、独り言が聴覚の

悪い人に特有の大きな声になり、私にも聞こえてきました。

「これじゃアイツの塀より見劣りするんだよな...ッタクも~」など。

「黙って毟ってりゃ、いい子なのに...」と思いつつ、家に入りました。


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「オレガ」は何とかして

 拙宅の塀際が汚く見える

 ようにしたいのですが、

 この「Ng」宅の塀際は

 なかなか上手くいかない

 ようです.


雨が強くなったので、「オレガ」の「Ng」宅の塀際の草毟りは、少し

残して途中で切り上げました。


いつもの彼だと、道往く人を待って「オレガ...オレガ...草毟りしたん

だ~」と自慢して「ありがとうございます」の言葉をオネダリします。

その後で、「オレはミンナに感謝されとる」と自慢します。


今回は、雨が強くて人が通らなかったせいか、物忘れがひどくなった

せいか、それとも、大人になったのか...オネダリはありませんでした。


その後も長い雨が続き、せっかく「オレガ」が草毟りした「Ng」宅の

塀際は、さらに強い雑草が蔓延って、以前より醜い状態になりました。


29-8.jpg


 私のデスクから見える

 景色です.

 緑の香りのする微風が

 気持ちいいです.




拙宅の塀際には、遅い朝顔がやっと葉を出して、緑のカーテンの形を

作り始めました。

散歩の人は「今年はどんな花かしら...」と話しながら前を通ります。


そうなると、「オレガ」も「Nm」も子分たちも、「この家の雑草...

汚ねえなぁ...まったくぅ」とは言い難くなってきたようです。


200830

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