暮らし/日常-57 安物靴の底が剥がれて

変人の暮らしと、少々毒のある雑観です.□□□□□秋が深まり涼しくなってくると、暑かった夏の日々が何故か懐かしく思い出されます。 今年の夏は、特に暑かったせいか、あるいは、私が歳のせいなのか、注意力散漫による恥ずかしい思い出を、街中に残してきました。 8月中旬、気温39℃の猛暑日でした。大宮駅近くの歯科医院からの帰り、バス発着所に向かって、駅西口のペデストリアン・デッキを、ボンヤリした意識で歩いていました。 抜歯の麻酔がまだ少し効いており、抜歯の恐怖感もまだ残っていて、さらに炎天が、薄くなった頭頂部に容赦なく灼熱を浴びせました。気のせいか、歩くたびに景色が左右に少し揺れて見えてきます。「これはヤバイ...気を引き締めて歩かねば...」と深呼吸しました。  (註) JR.大宮駅西口のペデ ストリアン・デッキです. デッキ上は日陰がないので 夏は非常に暑いです. そして「大宮そごう」デパートの近くまで来た時、ハッとして処方箋薬局に寄るべきことを思い出しました。抜歯後の抗生剤と鎮痛剤を購入する必要があったのです。 「私の頭はまだハッキリしている」と、薬のことを思い出した自分を誇らしく思いつつ、薬局まで戻ることにしました。そして、ゆっくり振り返ると、5mほど先方に何やら見慣れたような「足跡」が、歩道の上に残っているのが見えました。 妙に「足跡」に引き寄せられる気がしたので、近づいて見ると、何と私の剥がれた靴底でした。靴の底が、暑さのせいで剥がれたのです。 先ほどの歩くたびに景色が…

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雑観/世相-41 切なく苦しい空気の漂う丘

変人の暮らしと、少々毒のある雑観です.□□□□□拙宅から東の方向に140mほど歩くと、住宅街の中に、細長く小高い丘があります。 これは「琵琶島古墳」だと言われています。墳形は方墳だそうですが、規模は不明です。須恵器が出土するそうですから、古墳時代の遺跡かと思われます。 この丘=古墳の頂部に、稲荷神社があります。高さ2mくらいの小祠が、ポツンと建っています。  (註1) 散歩コースから5m寄り道 すれば、稲荷の小祠のある「琵琶島古墳」の入口です. この「古墳/稲荷の小祠」は、私の朝の散歩コースの近くにあります。しかし、参拝してみようと思いつつ、いつも通り過ぎていました。 ある朝、気持ちよく散歩していると、妙に「古墳/稲荷の小祠」が気になってきたので、立ち寄ってみることにしました。しかし、入口の近くに来ると、気分が変に悪くなります。  (註2)「古墳」の入口の脇にある 道祖神の碑の前まで来たら もう胸苦しくて暗い気分に なります. そして、入口の前に立つと、急に切ない気持ちになり、苦しくなって妙に悲しく怖くなりました。脚がすくんでしまい、先に進むことができませんでした。 私は「古墳/稲荷の小祠」の神様に嫌われたのだと思いました。それで、境内に入ることを拒否されたのだと思ったのです。 (註3)「H神社」境内の入口です. 私が近付くと、妙に景色が 暗くなるので、私はここの 神様に嫌われているのか... 考えてしまいます. 私の散歩コースには、いくつかの大小の神社…

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暮らし/日常-56 小玉スイカのヒビ割れの音

変人の暮らしと、少々毒のある雑観です.□□□□□拙宅では、今夏も小玉スイカを栽培しました。ただし、地植えではなくて、ブロック塀の上のプランター栽培です。 今年は、メインの5株の他に、間引きして廃棄する予定だった貧弱な2株も、ついでに小さな植木鉢で栽培してみました。 土が少なくて貧弱ですから、大きな果実は期待していません。せいぜい径が10cm程度の小振りの小玉スイカです。収穫が目的ではなく、生育を見るのが楽しみだし、葉が日陰を作ってくれれば、それだけで嬉しいのです。 56-1a/b 昨年(2019)の拙宅の庭です.うっかり見過ごすと、庇の桁と雨樋に挟まれたまま育っていきます.□□□□□ 毎年のことですが、私が栽培が下手なために、ほとんどの実は割れてしまいます。スイカの実が割れる原因は、果実の成長の速さに、皮の成長が遅れてついて行けなくなって、亀裂を生じるからです。 果実の成長が皮よりも速くなる要因は、二つあるようです。1. 着果して後、水を過剰に与える、または実が雨に当たると、果実が 急激に育ちます。 そして、皮が果実の生長に遅れるようになり、裂果するのです。 これを防ぐために、乾燥気味に栽培します。つまり、土の表面部分が乾いた時に、水を与えるのです。 しかし、そうと分かっていても、「しっかり頑張りなさいよ」と念じつつ水をあげていたら、ついつい水をあげ過ぎてしまうのです。そのくせ「大丈夫か...裂果しないでくれよ...」と心配しています。 56-2a/b…

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