雑観/世相-43 「La vie en rose」

変人の暮らしと、少々毒のある雑観です.□□□□□女房と中二のオマセの孫娘が、シャンソンの話をしていました。エディット・ピアフの唄う「バラ色の人生」が話題になり、「人生がバラ色に見えるってこと...素敵ね...」で盛り上がっていました。 私も、別の意味ですが、その曲は好きです。ピアフの唄を聴くと、気分がバラ色になるどころか、私は逆です。男と女が愛し合う深層に、深い隔たりと哀愁を感じます。  (註1) ピアフの写真には、刹那的な 華やかさと、切ない孤独感が 同時存在しているような気が します. □□□□□「La vie en rose」は、エディット・ピアフ(Édith Piaf/1915-1963)が、1946年の「パリ開放」直後に発表した唄です。ピアフ(Piaf)は「小さな雀」という意味の愛称、本名は、エディット・ジョヴァンナ・ガション(Édith Giovanna Gassion)です。 「La vie en rose」は彼女の作詞作曲ですが、登録手続き不備のため、作曲者にルイ・グリェーミュ(ルイギ)の名を借りています。 当初は、作曲をマルグリッド・モノー(「愛の讃歌」の作曲者)に依頼しましたが、歌詞が「くだらない」という理由で拒否されています。 どうして、ピアフの歌詞が「くだらない」のか...。実は、歌詞は、ピアフとイヴ・モンタン(Yves Montand/1921-1991)との愛欲生活の赤裸々な状況を説明する内容なのです。これがモノーが不評とする理由であ…

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暮らし/健康-15 食事は豆腐とビールだけ

変人の暮らしと、少々毒のある雑観です.□□□□□7月初旬、コロナウィルス感染に関する経済対策としての「特別定額給付金」を頂いた頃、急に歯が痛み出しました。痛む所は二、三箇所ですから、食事が満足にできません。 朝食は、コーヒー。昼食は、コーヒーと、これにタップリ浸したパン。...パンは、噛まずに、しゃぶるようにして飲み込みます。 夕食は、豆腐とビール。...豆腐も噛まずに、口の中で崩して飲み込みます。 毎日だと飽きるので、薬味を変えたりして、工夫しました。 そうした食事でも、時々痛くて飛び上がることがあります。しかし、歯科医院に行くよりマシだと思って、我慢していました。  (註1) 私も朝晩は歯磨きしているの ですが...いつの間にか虫歯が 進行しています. 「豆腐とビール」の食事が一月ほど続いたある朝、ついに歯の痛みを我慢できなくなって、予約なしで歯科医院に飛び込みました。 医師の「こりゃあ痛かったでしょう...よくここまで我慢しましたね」は「褒め言葉」として受け取りました。しかし、「で...食事は...?」の質問に「豆腐とビールです」の返答に、隣にいた技工士の女性が「フ...」と低く笑うのが気に障りました。 レントゲンを2枚撮って、歯科医二人がモニターを見ながら、何やら相談していました。「こりゃダメだね」「そうですね、どうにもならんでしょう」などと不穏な言葉が時々聞こえてきます。  「自費治療」の見積書を作成して 説明してくれる歯科医院は、良心 的だと思います…

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雑観/世相-42 演奏家の顔芸

変人の暮らしと、少々毒のある雑観です.□□□□□TVやネットのYoutubeで音楽の演奏に聴き入っている時は、私はその曲に合わせて、様々な情景を自由に思い浮かべています。故郷の景色や、懐かしい思い出、抽象的な映像など、様々なシーンと音楽の共演を、私なりに楽しんでいます。 しかし、途中で興醒めする時があります。演奏者、特にソリストに多いのですが、気の毒なほどに切なく悲しい表情を(演技で?)見せながら演奏する時です。  (註1) 終始この表情で演奏されると、 視聴に耐えられなくなります. 失礼な物言いして、彼女にも ファンの方にも申し訳ないの ですが、よく練習されてきた「顔芸」だと思います. □□□□□「そんなに辛くて悲しいのなら、無理して演奏しなくてもいいよ」と思って、曲を聴く余裕がなくなってしまうのです。 ピアニストの切ない表情は、ファンにとっては堪らない「芸風」かも知れませんが、私には余計な「見せ方」なのです。却って雑念が湧いてきて、聴きたい気持ちが失せてしまいます。 この「顔芸」を見て、「このピアニストは"痔"を患っていて辛いのかな...」と揶揄気味に思うこともあります。 終始無表情だったり、ヘラヘラして演奏されるよりマシなのですが、痛々しい表情を見せられると、私まで辛くなって、自由にイメージを楽しむことができなくなるのです。  (註2) 歓喜の曲想の場合は、どの ような満面笑顔になるのか、 想像してしまって、演奏を 聴く余裕が無くなります. □□□□□演奏者を見ながら…

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